新学期が始まりました。
夏休みも夏期講習(Curso de verano)という形で授業をしていましたが、学期が始まると去年勉強していた生徒が戻ってきて、セントロ日系内も、教室の中もにぎやかになります。それと同時にうれしさを感じる反面、気も引き締まります。特にゼロからのスタートの入門クラスは、何年やっても緊張するもので、生徒が集まっている教室の雰囲気、不安と緊張に包まれた中に入っていくのは、言葉では言い表せない何かを感じます。
3月13日(土)のクラスに新しい生徒が5人入ってきましたが、その5人の国籍は、アルゼンチン・コロンビア・ペルー・ボリビア・ロシアとばらばらで珍しい日になりました。入門クラスは、とにかく緊張をほぐすのが大切で、生徒が笑顔を見せてくれれば、こちらとしても一安心です。
何年か前から感じているのは、語学の才能を見分けるのは「耳」だということです。こちらが言ったことを聞き取り、それに近い発音で返してくる生徒は十中八九のみこみが早く、伸びます。まだ出会ったことはないのですが、2、3回聞いただけで覚えて、話せるようになる特別の才能を持った生徒がいないかと期待したり、さほど目立ったものはなくても、努力してぐんと伸びていく生徒がたくさんいればいいなと思ったり、いろいろな思いが交差する、忙しいけれど楽しみの多い時期です。
投稿・玉城 正樹
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