新学期が始まり1ヶ月が過ぎました。
1~2月は夏季クラスと称して授業をしてはいたものの、参加する生徒はわずかで、3月からの新学期に去年まで勉強していた生徒が戻ってくるのですが、その再会の瞬間の安堵感はいいものです。
その中で特に嬉しかったのはDさんとの再会です。彼女は73歳で3年目のクラスで、1年目から熱心に勉強を続けています。学生の大部分は10代、20代の若い人がほとんどで、年配の人が入ってきても、いろいろな理由から、2年、3年と続けるのは厳しく途中でやめてしまう人がほとんどです。
Dさんも文型の応用や会話練習では他の若い学生にいくらか遅れをとるものの、語いが豊富で、授業の中であまりひんぱんに使わない、他の生徒が思い出せない語いでもしっかり覚えていたりして、存在感を示しています。彼女の級友の話によると、毎日可能な限り勉強をして、授業の前日は集中して復習し、当日はかなりの緊張感を持って授業にのぞんでいるそうです。授業に遅刻したことは1度もなく、ノートの取り方も丁寧で真剣に取り組んでいる様子がうかがえます。逆にこちらがエネルギーを頂いている形です。ぜひ頑張って、4年、5年と続けていってもらいたいと思います。
投稿・玉城 正樹
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